LINE公式アカウントのオーディエンスを活用し、セグメント配信を実現しよう

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LINE公式アカウントのオーディエンスとは

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LINE公式アカウントの「オーディエンス」を活用できていますか?

オーディエンスを活用すれば、メッセージ配信でユーザーの絞り込みができるようになります。絞り込み配信をすることでユーザーニーズに適した内容を配信することができれば、反応率があがったり、ブロック率が下がったりする効果を期待できます。

この記事では、LINE公式アカウントのオーディエンスについて解説いたします。オーディエンスの種類や作成方法などを知っていただけます。

LINE公式アカウントのオーディエンスとは?

LINE公式アカウントのオーディエンスとは、特定条件や属性を持つユーザーのグループです。メッセージ配信やステップ配信でターゲットを絞り混んだ配信、いわゆるセグメント配信ができるようになります。

オーディエンスと属性の違い

オーディエンスとは特定の条件を持ったユーザーの集団を指し、属性とはユーザーが持つ個々の特徴を指します。

LINEで使える属性には、「年齢」「性別」「年齢」「OS」「エリア」があります。LINEで使える属性は、ユーザーが保有するスタンプや、友だち追加している公式アカウントなどの利用状況から推定されます。あくまで推定となるため、推定値が変動することもあります。

オーディエンスの種類

LINE公式アカウントで設定できるオーディエンスは8種類あります。

メッセージクリック

メッセージクリック
引用:LINEヤフー for Business

メッセージクリックオーディエンスは、「配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザー」を対象としたオーディエンスです。配信したメッセージに含まれるURLをクリックした興味の高いユーザーに絞り込みできます。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

メッセージインプレッション

メッセージインプレッション
引用:LINEヤフー for Business

メッセージインプレッションオーディエンスは、「配信したメッセージを開封したユーザー」を対象としたオーディエンスです。表示されたメッセージに対してユーザーがどの程度関心を持っているか分析し、その結果に基づいて次のアプローチを設計します。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

リッチメニュークリック

リッチメニュークリック
引用:LINEヤフー for Business

リッチメニュークリックオーディエンスは、「リッチメニューをクリックしたユーザー」を対象としたグループです。ユーザーの関心やニーズを把握するために、リッチメニューでどの項目がクリックされたかを分析し、適切なアプローチを計画します。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

リッチメニューインプレッション

リッチメニューインプレッション
引用:LINEヤフー for Business

リッチメニューインプレッションオーディエンスは、「リッチメニューを表示したユーザー」を対象にしたオーディエンスです。デフォルトでリッチメニューが非表示になっている場合、メニューを開くというアクションをしたユーザーに対して絞り込みができます。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

友だち追加経路

友だち追加経路
引用:LINEヤフー for Business

友達経路追加オーディエンスは、「特定の経路からLINE公式アカウントにお友だち登録をしたユーザー」を対象にしたオーディエンスです。90日以内に登録したユーザーが対象になります。どの経路がお友だち獲得に寄与しているのかを明確にできます。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

チャットタグ

チャットタグ
引用:LINEヤフー for Business

チャットタグは、LINE公式アカウントの「チャットでタグ付けしたユーザー」を対象にしたオーディエンスです。タグを使って、オーディエンスを自由に作成できるようになります。チャットをしているユーザーへタグ付けが必要です。

予約

チャットタグは、LINE公式アカウントの「チャットでタグ付けしたユーザー」を対象にしたオーディエンスです。チャットをしているユーザーであれば任意でタグ付けでき、自社が設定したタグでオーディエンスを自由に作成できるようになります。

参考記事:チャットマニュアル (LINEヤフー for Business)

ユーザーIDアップロード

ユーザーIDアップロードオーディエンスは、「ユーザーIDをアップロードして作成する」オーディエンスです。会員など自社が保有するユーザーIDをアップロードして、セグメント別にメッセージ配信を行うことができます。ユーザーIDのアップロード機能を使用する場合は、「MessagingAPI」設定が必要です。

ウェブトラフィック

ウェブトラフィックオーディエンスは、「LINE Tagのトラッキング情報」を対象にしたオーディエンスです。LINE Tagを設置したWebサイトに訪れたユーザーのコンバージョン計測など、LINE外の行動をオーディエンス情報として設定できます。配信に利用する場合、オーディエンスの対象ユーザーが50名以上必要です。

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「LINE Tag」とは?設置方法や効果的な活用方法を詳しく解説

以上、オーディエンスの種類を紹介しました。

参考:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) オーディエンスマニュアル(LINEヤフー for Business)

オーディエンスの作成方法

オーディエンスの作成方法は、以下のとおりです。

  1. LINE公式アカウントにログインし、アカウントの管理画面に入る
  2. メニューからオーディエンスを選択し、画面右上の「作成」をクリック。
  3. 作成したいオーディエンスタイプを選択し、固有のオーディエンス名を設定。
  4. メッセージクリックオーディエンスや、ウェブトラフィックオーディエンスなど、選択したタイプに応じて、必要なデータや設定を入力。

以上でオーディエンスの作成は完了です。メッセージを作成やステップ配信で使用できるようになります。

具体的な設定方法が知りたい方は、以下の公式マニュアルをご参照ください。

参考:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) オーディエンスマニュアル(LINEヤフー for Business)

オーディエンスが表示されないとき対処法

オーディエンスを設定したのに、絞り込みをするときにオーディエンスが表示されない場合があります。いくつかの原因が考えられますので、以下をヒントに対処をしてみてください。

配信対象の友だちが50人未満

チャットタグとユーザーIDアップロードを除いたオーディエンスでは、配信設定するには対象となるユーザーが50人以上であることが条件です。これより少ない場合は、オーディエンスとして表示されません。

配信対象の友だちが50人以上になるまで、友だちを増やす施策をしましょう。

設定が誤っている

ユーザーIDアップロードオーディエンスの場合、ファイル形式が誤っている可能性が考えられます。また、ウェブトラフィックオーディエンスの場合は、Webサイトに設置するタグの設定が誤っている可能性も考えられます。

反映されるまでに時間がかかる

LINEでオーディエンスを作成してから、反映されるまで数時間かかることがあります。更新が完了するまで表示されないことがあります。そのため、しばらく待ってから再度確認しましょう。

上記の対応をしても表示されない場合は、LINE公式アカウントのサポートに問い合わせて対処法を確認しましょう。

さらに詳細なセグメントを設定するならMicoCloud

LINE公式アカウントでは、「顧客属性」と「オーディエンス」で絞り込み配信ができます。

一方で、以下のように自由にセグメントを分けたいと感じることもあるのではないでしょうか。

  • アンケートの回答結果による絞り込み
  • 配信対象が50人以下で配信をおこないたい
  • 会員にだけメッセージを絞り込みたい

このように自由にセグメントを分け配信を実現するには、LINEマーケティングツールを利用する方法があります。弊社が提供するLINEマーケティングツールMicoCloudを活用すれば、一人ひとりに最適なコミュニケーションを実現可能です。

まとめ

オーディエンスを活用することで、メッセージ配信やステップ配信にて、ユーザーの絞り込みができます。オーディエンスの特徴に合わせて絞り込み配信ができれば、反応率が上がる可能性が高くなります。

MicoCloudは、LINEの機能を拡張するマーケティングツールです。自由なセグメント設定だけでなく、タグ付けの自動化により業務効率を改善します。

また1,000ブランド以上の支援実績を持つコンサルタントが、貴社の戦略立案から施策のご提案までしっかりとサポートいたします。

この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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