EC業界でLINE公式アカウントを活用する方法|成功事例やメリットを徹底解説

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EC業界でLINE公式アカウントを活用する方法|成功事例やメリットを徹底解説

LINEビジネス

MARKETING

近年のEC市場の拡大に伴い、LINE公式アカウントをECに活用する企業が増えています。LINEは国内で月間アクティブユーザー数9,700万人を超えるコミュニケーションツールであり、高い顧客接点を持つことから、ECにおけるマーケティングツールとしても注目されています。

本記事では、LINE公式アカウントをECで活用するメリットや活用方法、成功事例を解説します。ECサイトをお持ちでLINEマーケティングを検討中でしたらぜひ参考にしてください。

EC業界でLINE公式アカウントを活用するメリット

LINE公式アカウントは、ECサイトの売上アップに大きく貢献する可能性を秘めています。その理由として、以下のような点が挙げられます。

利用者数が多くリーチしやすい

日本のLINEの利用者数は9,700万人(2024年9月末時点)と日本人の7割以上が利用しています。幅広い年齢層に使われている他、職業にも大きな偏りがなくターゲットにアプローチしやすい点がメリットです。

メッセージの開封率・クリック率が高い

LINEヤフー社の調査によると、LINEのメッセージはメールマガジンに比べて開封率が6倍・クリック率が20倍高く、ユーザーに情報が届きやすいという特徴があります。

プッシュ通知により開封されやすい

LINEからのメッセージは、80%が配信した日のうちに開封されるというデータがあります。アプリにはプッシュ通知機能があり、新商品情報やセール情報などをタイムリーに届け、顧客の購買意欲を高めることができます。

続いて、LINE公式アカウントの機能がどのように使われているのかを解説いたします。

EC業界でよく使われるLINE公式アカウントの機能

EC業界でよく利用されるLINE公式アカウントの機能を紹介いたします。

リッチメッセージ

リッチメッセージは、画像とテキストをセットで送ることができる機能です。テキストよりも視覚的な訴求をすることができ、クリック率が高くなる傾向があります。

また、画像をタップした際のアクションとしてURLを設定可能です。例えば、商品を紹介し、ECの商品ページに誘導するという使い方ができます。

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カードタイプメッセージ

カードタイプメッセージはカルーセル式のメッセージです。カードタイプメッセージは複数の画像を並べて表示することができるため、複数の商品を紹介するのに向いています。

リッチメッセージと同様、画像をタップした際にアクションを設定できるため、ユーザーが能動的に商品を選ぶため、ECサイトへの遷移後のアクション率が高くなる傾向があります。

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LINE公式アカウントのカードタイプメッセージの使い方を徹底解説

セグメント配信

LINE公式アカウントには、特定の条件を持ったユーザーに配信先を絞ってメッセージを配信する絞り込み配信(セグメント配信)機能があります。性別、居住エリア、年齢などの属性に絞ってメッセージを配信可能です。

例えば、化粧品専門のECサイトであれば、20代男性にはメンズシャンプーの商品紹介、30代女性には化粧品というようにメッセージを出し分けできます。

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LINE公式アカウントのセグメント配信とは?絞り込み手順や成功事例を紹介

リッチメニュー

リッチメニューは、LINEトーク画面の下部に固定表示されるメニューです。画像をタップした際に特定のリンク先へ遷移する設定ができます。

EC業界でよく利用される代表的な使い方は以下の通りです。

  • ECサイト
  • 特集記事
  • SNS
  • よくある質問

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LINEリッチメニューの作り方|画像作成から表示設定まで徹底解説

クーポン

LINE公式アカウントには、クーポン機能も備わっています。

EC業界では初回購買が重要です。リピート購買を促し、LTVを上げていくためにも、まずは初回購入してもらう必要があります。

初回購買を促すためによく利用されるのは、クーポンなどのキャンペーンです。例えば「LINE登録で30%割引クーポン」をプレゼントするなど、購入のきっかけとなるような施策をしていきましょう。

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LINE公式アカウントのクーポン機能の概要や活用方法を紹介

EC業界でのLINE公式アカウント活用方法

ここからは、LINE公式アカウントの機能を拡張するマーケティングツールMicoCloudを活用した、EC業界におけるLINE公式アカウントの活用方法を紹介いたします。

会員データとLINEデータの紐付け

LINE上で取得できるデータだけでなく、自社で保有する会員データを活用してさらなるパーソナライズされたメッセージを配信することもできます。

例えば、過去の購入履歴からおすすめ商品を提案したり、誕生日月に特別なクーポンを配信したりすることで顧客の購買意欲を高めることができます。

また、これらのデータを組み合わせて分析することでニーズの把握などにも利用可能です。

カゴ落ち配信

ECサイトでは、売上向上のためにカゴ落ち対策が重要です。カゴ落ち配信とは、一度カートに入れた商品が購入されずに放置されてしまった状態を指します。

WEBタグをECサイトに実装し、カートに入れたままのユーザーに対してLINEでリマインドを送ることで購買を促進します。

CRITEOレコメンド配信

CRITEOレコメンド配信とは、CRITEO社が持つAI技術と膨大な購買データを活用してユーザーの興味関心を分析し、LINE公式アカウント上でパーソナライズされたレコメンデーションメッセージを配信する機能です。購買率の向上を期待できます。

LINEログインによる会員登録の簡易化

LINEログインというソーシャルログイン機能があります。ECサイトの会員登録時にLINEログインを使うことで、会員登録の際に必要な情報入力を省くことが可能です。

入力という手間をなくすことで、初回登録率の向上やLINE公式アカウントの友だち登録率の向上を狙うことができます。

自社アプリとの使い分け


アプリを活用している企業においても、LINEは有効です。例えば、ロイヤルカスタマーはアプリを利用。ライトユーザーは、気軽に使えるLINEでアプローチというように使い分けることで、これまでアプローチしきれていなかった層を獲得することができます。

LINE公式アカウントのEC事業の成功事例

ECサイトでLINE公式アカウントの成功事例を紹介します。

初回購入促進や休眠ユーザーの再活性を狙ったCRM施策

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)様は、ゴルフ用品ECサイトを運営する中で、従来のメールやアプリだけでは届かない新規・休眠会員へのアプローチが課題となっていました。

そこで、LINE公式アカウントを活用したCRM戦略を強化し、MicoCloudの運用支援プランを導入。さらに、Criteoレコメンド配信を活用した施策により、通常配信と比べROASが4倍に向上。

これにより、初回購入促進や休眠ユーザーの再活性化に成功し、EC業界における効果的なCRM施策の事例として注目されています。

▼事例を見る

Criteoレコメンド配信でROASが4倍に!購買につながるLINEを活用したCRM戦略

店舗・外食・ECの連携による一体的な顧客体験の構築

株式会社やまやコミュニケーションズ様は、従来バラバラだった自社アプリやECサイトの会員情報を一元管理し、LINEを顧客接点の核とする戦略へシフトしました。

MicoCloudの導入により、ECサイト閲覧後のリマインドやカゴ落ち対策など、パーソナライズされた配信が可能となり、LINE公式アカウントの友だち登録数は導入前の10倍に。結果、繁忙期のEC売上は前年比136%、CPAは50%以下にまで改善。

店舗・外食・ECの連携による一体的な顧客体験構築が、全社のデジタルマーケティング推進の成功事例となっています。

▼事例を見る

繁忙期の売上が30%以上向上。事業間の施策のばらつきから脱却した、顧客起点のコミュニケーション戦略とは?

各ブランドのターゲットに合わせたメッセージ配信で売上アップ

株式会社SOLIA様は、自社サイトや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイト、提携先の店舗でオーガニックスキンケア商品を販売する企業です。

以前からLINE公式アカウントを導入していたものの、一斉配信による一律的なメッセージ送信が原因でブロック率の増加や配信コストの高騰が課題でした。

そこでMicoCloudを導入し、アンケート結果に基づく自動タグ付け機能でユーザーを細かくセグメント化。各ブランドやターゲットに合わせたパーソナライズ配信を実施した結果、送信対象を絞ることでブロック率を50%削減し、配信コストを削減、開封率向上と売上アップにも貢献する成果を上げ、EC業界における効果的なLINEマーケティング事例となりました。

▼事例を見る

全体配信からセグメント配信に変更で、ブロック率が半分以下に

まとめ

LINE公式アカウントは、ECサイトの売上アップに繋がる強力なマーケティングツールです。顧客とのエンゲージメントを高め、購買行動を促進することで、EC事業の成長を加速させることができます。

本記事で紹介した活用方法やツール、成功事例を参考に、LINE公式アカウントを効果的に運用し、ECビジネスの成功を目指しましょう。

EC業界でLINEマーケティングをするなら、MicoCloudまでご相談ください。

この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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