不動産業界のLINE公式アカウント活用事例。反響獲得から商談化までを改善する

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不動産業界においてLINE公式アカウントの導入が進んでいます。不動産会社は反響獲得や獲得単価、商談化率、業務効率などに課題をお持ちの企業も多いのではないでしょうか。

企業にとってLINE公式アカウントを活用することで、反響率アップや獲得単価の低減をしつつ、物件情報の配信や質問への自動返答などの業務効率化ができるなどのメリットがあります。また顧客側にとっても自分が求める情報が配信されたり、自分のタイミングでお問い合わせできたりするなど、顧客体験の向上などが期待できます。

今回はLINE公式アカウントを活用した不動産会社の活用方法や成功事例を紹介いたします。

不動産業界でLINE公式アカウント活用が重要な理由

不動産業界のLINE公式アカウント活用

不動産業界でLINE公式アカウントを活用すべきと考えられる理由を紹介します。

LINEは開封率が高く、当日にメッセージを見てもらえる

LINEは、開封率が高くメッセージをすぐ見てもらえることが特徴です。LINE社が公表したデータによると、メッセージを受け取ってすぐに開封するユーザーは2割、その日のうちに開封するユーザーは8割と、即時性が高く、開封率も高いことがわかっています。

近年メールを利用する人は減少傾向にあり、不動産会社はメールを読んでもらえないという課題に直面しています。一方のLINEは、メッセージ配信を受け取るとプッシュ通知が届き、タップひとつで手軽にメッセージを確認できることからメールよりも見てもらえる可能性が高いと言えます。

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利便性向上/業務効率化ができる

LINEを使うと、お客さまが気軽に問い合わせができるようになります。訪問や電話では不動産会社の営業時間を選ぶ必要がありますし、メールや問い合わせフォームでは時間を選ばない一方、気後れや面倒臭さを感じてしまうかもしれません。LINEは気軽に連絡ができるツールであり、時間を問わずに問い合わせをできることからお客さまの都合の良いタイミングで連絡をいただけるようになります。

また不動産会社の営業時間外でも営業開始のタイミングで返信する旨を自動返信したり、リッチメニューにFAQのリンクを掲載し簡単な疑問にはお客様自身で答えを見つけてもらえたり、業務効率化が見込めます。

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LINEチャットボットの活用方法や機能について

顧客管理がしやすい

LINE公式アカウントのチャット機能には、タグやノートといった機能があります。タグ機能では会員/非会員のようにタグづけし顧客を分類をしたり、ノート機能では会話した内容をメモしたり、引き継ぎが楽になります。お客さまの立場で考えても、伝えた内容がしっかりと引き継がれていれば安心できます。

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顧客に合わせてメッセージの絞り込み配信ができる

LINE公式アカウントでは、友だちの属性に合わせてメッセージ配信の絞り込みが可能です。絞り込み方法は2つあり、1つはLINE公式アカウントでデフォルトで用意されている「性別」「年齢」「居住エリア」「友だち期間」「OS」の5つの属性に絞った配信、もう1つはオーディエンスと呼ばれるセグメントを自身で設定する方法です。

オーディエンスには、「友だち追加経路」や「チャットタグ」などを活用し、独自のセグメント(例:A店舗担当、東京エリア、マンションなどの分類のこと)を構築することができます。セグメントごとに配信するメッセージの内容を変えられるため、お客様のニーズに合った情報を届けられます。

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不動産業界のLINE公式アカウント活用事例

不動産業界でのLINE公式アカウントの主な使い方を紹介します。

メッセージの一斉配信

新着物件情報やキャンペーン、イベントの告知などの情報を配信する際に使用します。一斉配信の他、属性やチャットタグなどで絞り込みをおこない、配信先を分けることが可能です

1to1チャットによるお客さま対応

LINE公式アカウントの1対1チャットは、お客さまと1対1でやり取りをする機能です。電話やメールよりも気軽にやり取りが可能で、見逃しにくく、お問い合わせや相談を受けやすくなります。

リッチメニューによる反応率アップと業務効率化

トーク画面下部に表示できるリッチメニューより、物件検索や予約フォーム、FAQへのリンクを提供できます。リッチメニューは固定表示でき、お客さまが必要とする情報にアクセスしやすくなるため、お客さまが便利なだけでなく、HPへの流入数増加やCV数向上、業務効率化にもつながります。掲載する内容は新着物件やFAQ、相談窓口などにすると効果的です。

カードタイプメッセージを使用した案件の紹介

カードタイプメッセージは、カルーセル形式のメッセージで写真と説明文を設定可能です。新着物件などを複数紹介するような用途に向いています。

LINE公式アカウントの機能を拡張し、さらに高度な活用を実現

LINE公式アカウントは豊富な機能が実装されていますが、ツールを活用することでさらに高度な施策を実施することができます。今回は、弊社が提供するMicoCloudを使用した活用方法をご紹介いたします。

  • データベース連携による顧客の見える化
  • ステータスに合わせたリッチメニューの出し分け
  • Webサイトのポップアップ
  • Webサイトの行動ログを活用した配信

それぞれ解説いたします。

データベース連携による顧客の見える化

不動産会社がお持ちのデータベースとLINEの連携し、LINEユーザーと会員を紐づけ可能です。予約の有無や来店などのステータスに応じて配信の出し分けができます。

ステータスに合わせたリッチメニューの出し分け

戸建て/マンション、来店の有無など、お客さまの属性に応じてリッチメニューの出し分けが可能です。お客さまに一人ひとりの属性に適した情報を提供することで、反応率アップを狙います。

Webサイトの離脱ポップアップ

LINEの反応率が高いとはいえ、配信対象がいなければ効果はありません。Webサイトに訪れたユーザーに対してポップアップを表示し、LINEの友だち登録をうながします。

Webサイト上の行動を起点にした配信

WEBタグ機能を使えば、ユーザーの行動を起点にメッセージ配信ができます。例えば、特定の物件を閲覧したという行動を起点に、後日同じ物件や同じような条件の物件をリコメンド配信するような使い方が可能です。

不動産業界のLINE公式アカウント活用事例

LINE公式アカウントを活用している企業では、どのような成果が出ているのでしょうか。

LINEマーケティングツール「MicoCloud」を提供する弊社が支援する活用事例をご紹介します。

三井ホーム株式会社

三井不動産グループの一員として、日本の木造建築を牽引するハウスメーカーが三井ホーム株式会社。コロナ禍以降、Web上で住宅メーカーを比較検討し、展示会場へ訪れずにメーカーを決めるというユーザー行動の変化に合わせて、SNSの活用を進めていました。

LINE公式アカウントを活用したアンケートを実施し、顧客の興味関心を把握。検討度の高いユーザーの獲得と、セグメントごとに適した情報を発信し続けることでCV数4倍という成果がでています。

▼詳しい事例の内容は、以下をご覧ください。

検討度の高いユーザーとつながりCV数は4倍に お客様の行動の変化に合わせて始まったLINEマーケティング

悠悠ホーム株式会社

「家族の健康を守る家づくり」を理念に掲げ、福岡を中心に展開する注文住宅メーカーの悠悠ホーム株式会社。LINE公式アカウントをSalesForce(以下、SF)と連携し、顧客管理の一元化を図っています。

メッセージへの反応、資料請求や来場予約などのアクションデータがSFのログとして記録され、後の営業活動に活用できる仕組みを構築しています。

▼詳しい事例の内容は、以下をご覧ください。

電話、メールに次ぐ新たな非対面営業ツールとしてLINEを活用。顧客データを可視化し、お客様のニーズを捉えるオンライン営業改革

アイダ設計株式会社

関東を起点に全国展開を進めている、創立40年以上のハウスメーカー株式会社アイダ設計。オンラインでの反響獲得を目的にLINE公式アカウントを活用しています。

Webサイトに訪れたユーザーとLINEでつながり、欲しい情報を見つけられるようにメッセージやリッチメニューに工夫をすることで、顧客獲得単価は他の施策の半額以下になっています。

▼詳しい事例の内容は、以下をご覧ください。

反響獲得CPAが他媒体と比較して約半分に。必要不可欠だったのは消費者の変化に合わせたコミュニケーションのあり方

ライフデザイン・カバヤ株式会社

新築住宅・不動産事業・リフォーム・保険まで、住まい作りを幅広い範囲でサポートするライフデザイン・カバヤ株式会社。

しかし公式ツールだけでは十分なセグメント管理ができず、お客様へのメッセージは同じ内容を一斉に配信していたため、効果測定も十分におこなえていませんでした。

MicoCloud導入後はセグメント分けを効果的におこない、分譲住宅や土地の情報をエリアごとに分けた配信を実施。「LINEを見た」というお客様からの問い合わせ増に成功しました。

▼詳しい事例の内容は、以下をご覧ください。

MicoCloudの導入で住宅メーカーが新規顧客の獲得を目指す!

株式会社ShareTomorrow

三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う株式会社ShareTomorrow。

発行するQRコードごとにタグを発行し、流入経路を分析。それまでは対応できなかったマーケティング効果の測定が可能となりました。

また手動で行なっていたタグ付けの自動化により、膨大な人数の友だちへのセグメント配信が実現し、運営の省力化と配信の効果アップを両立させています。

▼詳しい事例の内容は、以下をご覧ください。

不動産MaaSの事業拡大でMicoCloudを導入!顧客情報に合わせた最適な情報発信へ

まとめ

お客様の生活と密接な関係のある不動産を扱う業界では、お客様との密接なコミュニケーションが何よりも重要です。

お客様に適したメッセージを配信し、お客様からのお問い合わせにも対応できるLINE公式アカウントは、不動産会社の業務をより効率化し、高い成果を挙げてくれるでしょう。

LINE公式アカウントを効果的に活用するなら、ぜひ「MicoCloud」の導入をご検討ください。

MicoCloudは、LINE公式アカウントを一括管理する、LINE特化型マーケティングシステムです。LINE活用を成功に導くために、顧客管理・配信・分析・運用改善までを一気通貫でサポートいたします。

オンライン面談や各種セミナーの実施もしておりますので、少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事の著者

大里 紀雄Norio Osato

Micoworks株式会社

ビジネスマーケティング部 Director

大手Web制作会社にてチーフデータアナリストとして、DMPの構築および活用支援、広告運用の業務に従事。マルケトではシニアビジネスコンサルタントとして業種業界を問わず、大手企業から中小企業まで、MAツールの導入や戦略構築支援を行う。 その後、複数の事業会社で大規模カンファレンスの企画運営や、オウンドメディアの構築などのマネジメント、アジアパシフィック地域のマーケティング戦略立案や広報活動など幅広い業務を経験し、現在に至る。

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